日々是好幸 

あるものを生かし、楽しく過ごす。日常にある幸せな暮らし方とヒント。

日々是好幸。はじまりは・・(娘の場合)

私は母とおばあちゃんジャックラッセルテリア、愛犬ジャッキーの3人暮らし。

平成生まれで、ミレニアル世代とまではいかないまでも、いわゆるデジタルネイティブである。PRという職業柄、それなりにSNSを使いこなし日々インスタグラムやFBに顔を突き合わせて過ごしている。飲食関連が専門で、レストランやカフェの新店情報は一応、常にアップデートしている、つもりだ。

私の母は元某出版社の編集者。食を中心に、インテリアやアートなど、ライフスタイルを担当しており、現役時代はバリバリ。

取材で世界中を飛び回る一方で、今の「専業主婦からの〜料理研究家」というワードを有名にするなど、自分の母親ながら、超イカす、エディターだったと思う。

今は友人のライターさんと一緒に、今までのノウハウを生かし、フリーで色々やっているようだ。

そんな母もSNS時代の今、インスタグラムを始め、仕事や日常の情報発信の場として活用している。しかし歳の離れた、昭和生まれの母のことだ。

彼女のアカウントは、ブレブレだったり、統一感のない写真で埋め尽くされている。よくみる自己満の「イタい系」投稿。個人でやるなら全く気にも留めないが、そこを情報発信の場にしようとしているのだから、ちょっとびっくりしてしまう。

 だからと言って「インスタ映え」が全てかというと、実は賛成しきれてない。「映える」誰かの投稿がきっかけで、人が集まり、行列ができ、インスタグラムには同じような写真ばかり。「ハリボテの世界」と私は呼んでいるのだが、なんだか惨めな気持ちになってしまうのだ。

そんな中、母とジャッキーと共有する日常はちゃんと血が通っている。

仕事から帰り、母の料理を手伝い、使い慣れた食器で食事をし「今日は何の野菜が新鮮で安かったのよ」なんて、たわいの無い会話をする。疲れているから「映える盛り付け」など凝ったことはしない。でも「手に入るもので無理はせず、どうしたら“最も”美味しくなるだろう」を考えることが大好きで、気がついたらいつも、なんだかんだイキイキしている私たちがいる。それは日々の食事だけでなく、着る物や見る物、外で食べるお料理(私たちは食べることが大好きなのでもちろん外食もする。)や、たまの旅行でも。自分たちの、あるいは自分だけのお気に入りを見つけ、すごく胸が高まる瞬間なのだ。

こういうのって、もしかして皆さんが知ったら、皆さんのハッピーになるかもね。

と気がついた私たち。マイペースにここでシェアしたいなと思います。